20歳独身会社員のセフレの話

最近仲間内で流行っているゲームがある。
いや、賭けと言ってもいいかな。
その内容は「誰が一番早くLINEをセフレアプリとして使ってセフレを作れるか」というもの。
一夏の思い出はセフレ作りで決まりっしょ。
セフレアプリとしてのLINEの使い方は、通常のチャットに加えて、LINE出会いアプリや連絡のやり取りのみにLINEを使うのもあり。
とにかくセフレになるまでの工程でLINEを使えば良いのだ。
みんなそれぞれアプローチを開始した。
僕はというと、まずは、通常登録してあるメンバーからセフレにつながる可能性がある子を検索する所から始めた。
LINEをセフレアプリとして使用すれば、全くの新しい人材を発掘するよりも可能性が高いと考えたからだ。
そして案の定僕の読みはあたった。
セフレにぴったりの女子が見つかったのだ。
早速アプローチを開始した。
他のメンバーよりも早くセフレ宣言をしたかったのだ。
ちなみに、セフレコンプリートとして認められるのは、一緒にホテルに行って2ショット写真を撮ること。
写真を嫌がられたら、嫌がらない関係にまで発展させる。
これが条件だった。
そして僕が見つけた候補者は、食事までは行ってくれるのだが、その後がなかなか進行しなかった。
このままでは先を越されてしまう。
そんな僕がとった最終手段は酔わせていい気持ちにさせることだった。
そして酔い潰してホテルへ連れていき、写メを撮った。
そして、その写メをLINEのメンバー掲示板に投稿した。
もう一息というところまで来ていた奴もいたが、勝ったのは僕だった。
こうして僕はセフレとみんなからのお祝儀をゲットすることに成功したのだ。